台湾、中国を巡る「入蘆花 茶ノ旅」

「入蘆花 茶ノ旅」 台湾と中国の行く先々でお茶の道へ導いてくださる方が現れる不思議な旅です。今夏の台中では作家の林永勝さんが多くの時間を我々の為に割いて下さり、杉林渓をはじめとした高山へのフィールドワーク、鹿谷を代表する茶農や作家の方々とのお茶を介した交流の機会を与えて下さいました。林さんは主に茶器を中心に作られており、台中における茶文化、芸術の中心である秋山堂などでも常設されている人気作家です。特に”用の美”を追求した作品は、台湾や中国でも”茶味や飲感”を重視する多くの茶人に支持されています。私も実際に使ってみると、例えば茶杯であれば香と温を逃さないよう非常に繊細なあたり口と厚みが考えられており、その工夫に胸が熱くなったのを覚えています。今夏実際にアトリエにお邪魔し、作陶の現場を拝見するに留まらず、なんとろくろを回して実際に作陶させていただく機会を頂きました。林さんの茶海(日本でいう片口)に挑戦したのですが、初めての体験にもう夢中になってしまいました。林さんにかなり助けて頂きながら(直して頂きながら)作陶したものがついに焼き上がり日本にやってきたのでした。金彩で化粧もしてくださったみたいで、なんだか感無量です。林さん本当にありがとうございます。大切に使わせて頂きます。