アンダーソン土器甕
アンダーソン土器とは、この種の土器を初めに発見したスウェーデン人のアンダーソン博士からとられた名称で、彩文土器の中でも馬家窯文化に属する半山類系の作品を総称してさします。
アンダーソン土器には幾つかの形状がありますが、本作はその中でも代表的な器形の一つで、四方向に把手のついた甕型のタイプになります。
口元にほつれが見られるものの、大きな補修はありません。胴回りに描かれる力強い幾何学文様には人々の願いが込められた呪術的意味があると言われています。本作はそういった魅力を十分に備えており、古代の土器の魅力をお楽しみいただけると思います。
サイズ | w18 x d18 x h10.5 cm |
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紀元前2600~紀元前2000年頃 | 2600-2000 B.C.E. |