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茶人 俞元宵/ユ・イェンシャオさんの話

今、中国で大きな注目を集めている、若干30代の若き茶人がいます。
彼女の名前は、俞元宵/ユ・イェンシャオさん。(以下ユさん)

ユさんの主催されている<隠云 茶味研究所>の北京の茶房(写真2枚目)では
常時400種以上にわたる希少な茶葉のサンプルが保管されており、
各地から茶人や研究者が、彼女の知識とお茶を求め、集まっています。

ユさんは十年あまりに渡り、頻繁に中国・台湾各地の茶山を訪ねては、
優れた茶農や生態環境を研究し、
心血を注いでお茶の世界を求め歩く旅を続けられてきて、
その知見と経験はすでに中国でもトップの中の一人に数えられています。

活動の拠点とされている上海の茶人の間では、
彼女の華奢で童顔の外見とは裏腹に、
骨太な背景と併せ持った美的センスから、
これから間違いなく中国茶のシーンを塗り変えていく一人として、
「小さな爆弾」と形容されています。

水や土、風や火とお茶の関係。
茶樹の生態環境から、茶葉となる製茶の現場、一杯のお茶に至る茶淹れの領域まで、深く、そして幅広く精通されており、
科学的、検証的な知見の上にある、お茶の美という、
陰陽併せもつ難しい道を颯爽と歩まれています。

水木琳さんと入蘆花で立ち上げる<茶譜chafu>では、
ユさんの茶葉や、最先端の知見を分かち合って行けるような機会を作っていこうと考えています。

8月はユさんご本人を京都にお招きして、
「1980年代極上凍頂烏龍の秘密」というテーマで、

中国でも茶人向けの専門的な内容を、
質や深度を落とすことなく、学んで頂けるような講座を計画しています。

日本では比較的、入門〜中級的な教室が求められるなか、
教本にはないマニアックかつ専門的な内容にどれほどの需要があるか、不安もありますが、
日本ではほとんどまともな情報のない老茶について、深く理解し、体験を重ねる稀有な機会となることは間違いありません。

また、改めてご案内させていただきます。

7月14日から好日居ではじまる林さんの展覧会では、
ユさんのお茶の中から9種選別し、日替わりでみなさまにご紹介できればと思っています。

7月18日の林永勝さん、安藤雅信さんとの対談茶席(残2席)では、
ユさんの茶葉の中から特選した、僅か一握り、この時限りの「岩茶奇蘭」を皆様と飲みたいなと思っています。 楽しみです!

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