
花面茶会
先月20日の花面茶会の様子をedalab.前田さんが動画にして下さいました。
数年前にはじめて前田さんの花面に出会った時に、花面を纏うことで世界のレイヤーが変化することに気づきました。
自分と自分を取り巻く事物との距離を測る〈ものさし〉は、
生きていく上で、また何かを表現する上でも必要なものですが、
その手がかりを突然なくして、
ほらと新しい世界に投げ出されたような感覚を得ます。
言葉にすると難しいものの、花面にはおおよそ、そのような副作用があるようです。
今回の茶会では、お客様にも花面を纏って頂き、
茶会にご参加頂きました。
どのように受け止められるだろうかと、
不安もありましたが、
終えてみると、反響も大きく、
安堵した次第です。
前田さんによる生花を用いた茶席のしつらえも
花面後の世界へ向かう装置のようでした。
実験的な茶会でしたが、
今後も継続して企画していければと思っています。
映像制作 edalab.