{"product_id":"antique-japanese-ceramics-293","title":"奈良–平安時代 須恵器 壺（710–1185CE）","description":"\u003cp\u003e奈良から平安時代にかけて作られた、須恵器の壺です。\u003c\/p\u003e\u003cp\u003e大きく張った胴に、短く立ち上がる頸部、外へせり上がるように開いた口縁をもつ壺で、中世初期の古窯を思わせる緊張感のある姿を見せています。丸く量感のある胴に対して、口縁は薄く鋭く仕上げられており、古代須恵器らしい硬質な造形がよく表れています。\u003c\/p\u003e\u003cp\u003e器形には、焼成時に窯中で生じた歪みが見られます。口縁や胴の線は完全な円には収まらず、火の中でぐにゃりと動いたような揺らぎを残しています。この歪みは欠点というより、強い火度で焼かれた古代陶器ならではの味わいであり、本品の見どころのひとつです。\u003c\/p\u003e\u003cp\u003e器面には叩き目が残り、焼成によって生じた自然釉や灰被りが全体に複雑な景色をつくっています。灰青色から黒褐色へと移る肌に、赤みを帯びた土の色がところどころ覗き、長く火を受けた器ならではの荒々しさがあります。装飾を施した器ではありませんが、土、火、灰によって生まれた表情が豊かで、見どころの多い一品です。\u003c\/p\u003e\u003cp\u003e須恵器は、古墳時代に朝鮮半島から伝わった技術をもとに発展した高火度焼成の焼締陶です。奈良・平安時代には、須恵器の系譜を引く器と、猿投窯に代表される灰釉陶などが並行して焼かれており、古代から中世初期へ向かう陶器の展開を見ることができます。本品にも、古代須恵器の硬質な肌と、後の古窯を思わせる壺形の力がよく表れています。\u003c\/p\u003e\u003cp\u003e表面には擦れ、灰被り、土錆、窯傷、口縁の欠けおよび金直しが見られます。補修は極めて丁寧で、この器を大切に扱ってきた旧蔵者の眼差しが感じられます。大きく形を損なう破損はなく、須恵器として力強い姿をよく保っています。\u003c\/p\u003e","brand":"ROCANIIRU COLLECTION","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":52467372884249,"sku":null,"price":128000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0688\/9911\/1193\/files\/2026060314280.jpg?v=1780491185","url":"https:\/\/rcnir.com\/products\/antique-japanese-ceramics-293","provider":"入蘆花（ロカニイル）","version":"1.0","type":"link"}