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[message]本品は鎌倉時代、古瀬戸の破れ壺です。
焼成時、窯の中で破裂し大破したものを破れ(やぶれ)と呼びます。
破れは本来、意図しないバグのようなものですが、完成された焼き物では感じることのできない自然の理が、そこには現れている気がします。
土・火・水・風。
本品には、意図しないからこその自然物の躍動が色濃く刻まれているように感じます。
本品は鉄釉が掛けられており、長頚に双耳がついた仏花瓶を目指して作られたものでしょう。
しかし、窯内の破裂で双耳は吹き飛び、長頚部が縦に破れ、うねり、胴部に張り付いています。
その力の在りようが、器となり、野花を呼んでいるのではないでしょうか。
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