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清代 粉彩茶壺(1616–1911 CE)

Sale price28,315.00TL

粉彩技法は、清代の中国で発展した特殊な陶磁器の装飾技術で、東洋と西洋の伝統的な釉上彩飾技法を融合したものです。 この技法の特徴は、一つの作品に水溶性の絵具(東洋式の「水解」)と油性の絵具(西洋式の「油解」)を併用して彩色する点にあります。しかし、水と油は混ざらないため、これらの絵具を同時に使うことはできません。そのため、彩色と焼成を交互に行いながら作品を進めます。例えば、水溶性の絵具で彩色した後、一度焼成し、次に油性の絵具で彩色し、再び焼成します。これを何度も繰り返すことで、精巧な仕上がりを実現します。

清朝期には、キリスト教の宣教師によって西洋の技術が中国に伝えられ、それとともに西洋式の釉上彩飾技術も中国に入りました。 粉彩技法は、描画技術だけでなく、焼成技術や製造作業工程が非常に複雑で、その結果、高度な技術を必要とすることが特徴的です。 なお、日本の江戸時代には、鎖国政策やキリスト教の弾圧により、この技法が西洋から伝わることはありませんでした。そのため、現存する江戸時代の陶芸品には、この技法が使われた痕跡は見られません。

本品は、高さ30cmの大型の茶入で、全面に見事な粉彩が施されています。宮廷図の一種で、自然の中で遊ぶ童や、それを見守る女性の姿が描かれています。状態も良く、茶葉の保管にご使用いただけます。木箱が付属します。
w17 x d17 x h30 cm

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