高定石 中国茶流会 DOKI ROKKO(兵庫)
10/8(火) – 9日(水)|一泊二日
8日 14:00~22:00 (13:30~開場)
9日 7:30~12:00
定員|10名
料金|150,000円(税込)
船越雅代(farmoon)による夕・朝食付/内田輝クラヴィコード演奏会
高定石 中国茶会好日居(京都)
10/12(土)
午前の会|10:00〜13:00
午後の会|15:00〜18:00
定員|各回10名
料金|各回15,000円(御菓子付)
入蘆花では2016年から、台湾への茶旅を通して、野放茶作りの第一人者として国際的に知られる高定石氏と交流を重ねてまいりました。
近年、野放茶は中国・台湾でも静かな広がりを見せていますが、野放と一口に言っても、その生産の形態は様々です。例えば、ある程度の区画ごとに茶樹が管理しやすいように整理された、一定の合理性を有する茶園が主流ですが、高氏の茶園では、徹底して自然の生態環境が重視されており、一見すると荒山のような厳しい環境を呈しています。それは、人ではなく、野に任せるという、高氏の哲学を反映したもので、高氏がお茶作りを始められた1980年代後半から現在に至る30年の間、変わることなく貫かれています。
その山中には、茶樹以外の様々な樹木、草木が共生環境を築いています。それらの群生する植物を分け入ってようやく、一本の茶樹に辿り着くことができます。そのように茶山に点在する、僅かばかりの茶樹の葉は、時期が来ると手摘みされた後、大陸から伝えられた古来の製茶方法を祖とする手間のかかる方法でお茶になります。
茶山に入れば、注意深く自然の生態を観察し、日々茶と共に生きる茶農としての素朴な顔を見せる高氏ですが、ひとたび茶席に座れば、魂を込めるように、一心一意にお茶を伝える茶人としての顔を見せてくれます。
高氏の山中の茶室で、はじめてお茶を頂いた時、煎を重ねるごとに、山の生命力が、輪郭を持つように立ち起こってきて、次第に心身がほぐれ、深い寛ぎへと、導かれるのを感じたのを今でもはっきりと覚えています。
秋深まる10月初旬、初来日となるこの貴重な機会に文化振興ネットワークの後援を戴き、兵庫と京都の2会場で、高定石氏の世界をご堪能頂ける場を設けさせていただく運びとなりました。
10月8日〜9日は、六甲山の上に建つ「DOKI ROKKO」を会場として 一泊二日の「秋の中国茶流会」を開催させていただきます。
この催しでは「茶」事のみではなく、高氏が日々大切にされている「茶」を中心とした日常や精神性を同じくする日本の料理人、音楽家にもご参加いただき、「食」や「響」からさらに深く「茶」をご体感いただく、 茶流会となっております。
10月12日は、京都岡崎の茶館「好日居」を会場として、高定石氏による茶会を開催させていただきます。
この茶会では、じっくりと高氏のお茶と向き合い、煎を重ねるごとに広がる繊細で融和な茶のひとときをお楽しみいただけたらと期待しております。
ぜひ、深まる秋のつかの間のお茶時を、お楽しみいただけましたら幸いです。 みなさまにお会いできるのを一同、楽しみにお待ちしております。
高定石 中国茶流会 DOKI ROKKO(兵庫)
開催日:10/8-10/9(一泊二日)
定員:10名様
80,000円(宿代別)
以下からご予約ください。
「茶」事のみではなく、高氏が日々大切にされている「茶」を中心とした日常や精神性を同じくする日本の料理人、音楽家にもご参加いただき、「食」や「響」からさらに深く「茶」をご体感いただく、 茶流会となっております。
茶
高定石 (「定石野茶」主宰)
横山晴美 (「好日居」主人)
横田善紀 (「入蘆花」主宰)
食
船越雅代 (「farmoon」主宰)
音
内田輝 (クラヴィーコード奏者・調律師)
会場:
DOKI ROKKO / 文化振興ネットワーク
〒657-0101 兵庫県神戸市灘区六甲山町中一里山1−29