竹の持つ自然の美しさと、年月を経た風合いが一体となった斑竹の茶棚です。適度に使い込まれたことで、竹材特有の色味が深みを増し、味わい深い佇まいを見せています。竹の骨組みと木製の棚板は、実用性と美しさを兼ね備え、日常の道具を整然と収めつつも、静かな品格を感じさせます。
なお、長年の使用により、竹にはスレや筋、微細なヒビが見られますが、実用の範囲です。経年による自然な風合いの一部として、この棚が歩んできた時間をお楽しみ頂けましたら幸いです。
この茶棚は、単に飾るためのものではなく、使い手との長い付き合いを想定した道具です。茶道具の整理や飾り棚としての用途に限らず、生活に息づく道具として空間にしっくりと馴染みます。斑竹の自然な経年変化は、年月とともにその魅力を一層引き立てることでしょう。
古き良きものを大切にし、道具を長く愛用される方にこそお勧めしたい一品です。