これから冬が深くなると、火鉢に炭火を起こし、瓶をかけゆっくりと夜長のお茶を楽しみたくなります。
本品は、浮造のように木脈があらわになった迫力のある姿をしていますが、両側面には上品な花文が刻まれた銅輪型の手が配してあります。
年数を重ね、太く大きく育った木自体の力強さと対をなすような、繊細で華のある細工がよく似合っており、様々な人が取り囲む温かなお茶の時間から、緊張感のある茶時の席まで、いろんなシーンで用いることができるかと思います。
私も時折、茶会に用いています。
実際に瓶をかけた写真もご参照ください。