鉢形土器(弥生時代)
古代になると土器は、用途に応じて壺や甕・坏など、定型化されたものが継続して作られるようになりました。その始まりは水田耕作により米作りが導入され定着した弥生時代から平安時代までの約千年ほど続きました。
本品は甕と坏との中間的な形をした鉢形土器です。主に、煮炊き用の甕と、食べ物を盛り付ける茶碗のような役割である坏の両方の用途を満たしていたと考えられています。
修復もなく、完器形を保っており、叩き目もたくさん見られ、申し分ない景色です。
サイズ | w11 x d11 x h6.5 cm |
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