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江戸時代に作られた、古伊万里の染付蓋茶碗10客揃です。
身と蓋の外面には、葉を連ねるような大きな文様が染付で描かれています。濃淡を含んだ藍の発色と、葉脈を思わせる細い線描が重なり、器全体に涼やかなリズムを生んでいます。口縁には点描を交えた帯文をめぐらせ、見込みには小さく瓢箪文を配しています。
蓋を伏せた姿も美しく、低く丸みを帯びた器形に、染付の文様がよく映えています。向付や小鉢としても使いやすい大きさで、煮物、和え物、菓子などを盛る器として、取り入れやすい品です。
10客揃で残っている点も魅力です。一客ずつでも使いやすく、数がまとまることで、食事の席や茶事、店での器の取り合わせにも活躍します。葉繋文の絵付も簡略ながら力があり、藍の濃淡と筆の勢いに、古伊万里らしい良さが見られます。
染付の濃淡や焼き上がりには個体差があり、それぞれに手仕事の表情が見られます。時代に伴う細かな擦れや釉薬のムラ、鉄点のほか、碗と蓋の高台縁にほつれなどの古傷が見られますが、大きく景観を損なう傷みはなく、古陶磁として良好な状態です。
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