























フランスアンティーク エミールテシエ 金彩カップ&ソーサー(近代:19–20世紀)
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20世紀マリコルヌを代表する陶芸家エミール・テシエ(1887–1971)が、1920〜30年代に手掛けた金彩カップです。初期のブリュロカップを思わせる渦巻き状の把手と、面取りによって張りを持たせた胴部に、アンピール様式特有の凛然とした高台を組み合わせ、三度焼成によるラスター金彩が、夜会の蝋燭を思わせる柔らかな輝きを放っています。
透かし彫り(ajourage)の名手として知られるテシエですが、本作ではあえて無垢の面を活かし、光のグラデーションによって立体感を際立たせています。その姿は、ベル・エポック後期のブルジョワ・サロンにおいて重んじられた「一客一碗」の贅沢な嗜みを象徴するものであり、テシエが試みた19世紀へのオマージュともいえるでしょう。
経年による擦れや、ごくわずかな金彩の剥落は見られますが、大きな欠損や修復跡はなく、金彩の被膜も均質で、保存状態は極めて良好です。古陶磁コレクションにひと匙の黄金を添えるだけでなく、現代の空間においても、ミニマルなオブジェとして独自の存在感を放つ一客です。
w6.5 x d7.5 x h5.8cm(カップ本体のサイズ)
年代 -
近代:19–20世紀
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