


























陝西龍山文化 紅陶三足鬲 木箱付(2500–2000BCE)
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陝西龍山文化に比定される、紅陶の三足鬲です。
鬲は中国新石器時代から青銅器時代にかけて用いられた煮炊きの器で、三つの袋状の脚をもつ独特の姿をしています。内部に火の熱を効率よく受けるための構造であり、後の青銅器にも受け継がれていく、中国古代器形の重要な原型のひとつです。
本品は、やや外反する口縁、丸みを帯びた胴、袋状に張り出した三足を備えた紅陶の鬲です。器面には縦方向の細かな縄目状の調整痕が全体に入り、淡い紅褐色の土肌に、長い埋蔵の時間を思わせる白い土錆が重なっています。華美な装飾をもたない一方で、胴から脚へ移る量感には古代土器ならではの強い造形性があります。
状態は極めて良く、鬲本体については大きな欠損や目立つ補修は見られません。数千年を経た土器としては、ほぼ無傷と言ってよい優れたコンディションです。口縁から胴、三足にかけての形もよく保たれており、考古遺物としてだけでなく、造形物としても見応えがあります。
箱が付属します。箱の底面には、古い美術店による来歴の記載があり、旧蔵の伝承として「石器時代・韓国出土」とされています。ただし、器形、土質、作行から見て、本品は典型的な陝西龍山文化の三足鬲と捉えるのが自然であり、入蘆花では陝西龍山文化の紅陶三足鬲として紹介いたします。なお、箱の底桟には損傷があります。
紀元前2500年から2000年頃、中国黄河流域に展開した龍山文化の土器は、実用器でありながら、後世の祭器や青銅器につながる器形感覚をすでに備えています。本品にも、煮炊きの道具としての機能と、古代器物としての抽象的な美しさが同時に残されています。
古い発掘伝世品のため、表面には土錆、擦れ、小さな摩耗、付着物が見られます。箱には底桟の損傷がありますが、鬲本体の保存状態は非常に良好です。
商品写真を多数掲載しておりますので、詳細や状態をぜひご確認ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい.
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