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税込み価格 | 本州は送料一律1,000円(大型商品除く)
宋代、磁州窯の双耳壺です。
高さ38.5cm、胴径25cm。低い高台から胴裾が立ち上がり、上へ向かって大きく幅を増し、胴の上部で丸く張ります。肩から長い頸を立て、口際で大きく外へ開いています。口縁は厚く丸く返され、肩と頸の境には一対の環状耳が付けられています。
双耳は手で握る把手ではなく、紐を通すための系です。運搬の際に縄を掛けたり、口を覆う布や蓋を留めたりするために用いられたと考えられます。大きく開いた口は内容物を出し入れしやすく、張りのある胴には十分な容量があります。酒や水などを収めた貯蔵器とみられます。
磁州窯は、宋代の華北を代表する民窯です。河北南部を中心に多くの窯が操業し、碗や鉢、枕のほか、瓶や壺といった生活に直結する器を広く生産しました。白地黒花がよく知られていますが、実際には白釉、黒釉、褐釉、緑釉など品種は多岐にわたります。本品のような大形の双耳壺も、その幅広い生産を伝える器種です。
緑釉は頸から肩にかけて厚く残り、オリーブ色から黄褐色、黒褐色へと変化しています。胴の下部では釉が剥落し、灰色を帯びた下地と赤褐色の胎土が現れています。釉面には細かな貫入が広がり、艶を保った部分と乾いた部分が入り交じります。均一に整えられた表面ではなく、焼成と長い使用によって生じた色の重なりが見どころです。
胴腰から高台へ延びるニュウがあり、直しが施されています。釉には剥落とカセが見られますが、口縁、頸、双耳、胴、高台まで揃い、全体の器形を保っています。高さ38.5cmの大形品として、宋代の北方陶磁がもつ量感と、長い時代を経た表面の変化がよく現れています。
商品写真を多数掲載しておりますので、詳細や状態をぜひご確認ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。
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